特定ページのアクセスをした会員データとGoogleアナリティクスのアクセスを紐付けたい

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クライゼルのフォームでコンバージョン(完了ページへアクセス)した人が、「どこから来た」のか知りたい。

「誰が」クライゼルの会員限定ページを利用しているのか知りたい。
 

といったニーズを満たすために、無料のアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」(以下GA)を使う方法をご紹介します。


概要

  1. GAのカスタムディメンションを新規作成してクライゼル会員IDを格納できるようにします。
  2. クライゼルの今回の目的となるページに設置したトラッキングコードに、カスタムディメンション用のコードを追加し、差込記号でクライゼル会員IDが記述されるようにします。
  3. GAで取得したクライゼル会員IDを含むレポートを作成する。

概要図


0000310_1.png

 

ちなみに、Googleアナリティクスにメールアドレス等の個人情報をそのまま送信することは、Googleアナリティクスの規約にて禁止されています。あくまでその情報だけでは個人を特定できないような情報であるクライゼル会員ID等をカスタムディメンションにはご利用ください。


設定方法は下記をご参考にしてください。

1.GAにカスタムディメンションを作成

[アナリティクス設定]>[カスタム定義]>[カスタムディメンション]を開きます。
[新しいカスタムディメンション]を開き、下記のように設定します。

[名前] → 「クライゼル会員ID」
[範囲] → 「セッション」(会員IDを紐付ける範囲。お好みで。)
[アクティブ] → チェックを入れておく。

[作成]ボタンで保存。
  

作成したカスタムディメンション

0000310_2.png
※この画像ではカスタムディメンション名称を「krid」としていますがお好きな名前でかまいません。


ここで、上記画像のインデックス番号を把握しておきます。
  

2.クライゼルの目的のページのトラッキングコードにカスタムディメンションを設置

【1】どのページに設置するか決める。

すべてのページにカスタムディメンションのコードを設置するのは大変です。
また、カスタムディメンションは「範囲」の設定により、そのページを見た1ページのみに適用するか、そのページを見たときの一連の訪問(セッション)に適用するか、長期的にアナリティクスが把握している同一ユーザとしてのアクセスに適用するかまで決められますので、目的となるページにだけ入れておけばその会員IDを元にさかのぼってアクセスを見ることもできる事を考えると、すべてのページに設置する意味はあまりないように思えます。

クライゼルのフォームでコンバージョン(完了画面へアクセス)した人が、「どこから来た」のか知りたいという場合は、完了画面にカスタムディメンションを設定します。

「誰が」クライゼルの会員限定ページを利用しているのか知りたいという場合には、その会員限定ページのログイン直後に見るページ等に設定します。
ただし、サイトのワンクリックログインを使い、様々なページにダイレクトにログインできるようにしている場合には、会員限定ページのすべてに設定します。  

【2】トラッキングコードを変更する。

設置するページの[デザイン]を開きます。
完了画面のソースの編集画面にて、アナリティクスのトラッキングコードを下記の要領で変更します。

もしクライゼルのフォームやサイトにまだトラッキングコードを設定していない場合には、設定方法には「クロスドメイントラッキング」と「仮想ページビュー」という設定の注意点がありますので、クライゼルFAQ「ユニバーサルアナリティクスを設定したい」に記載の内容をご参照ください。

 

元のトラッキングコード例
(クロスドメイントラッキング&仮想パス追加時)

<script>
  (function(i,s,o,g,r,a,m){i['GoogleAnalyticsObject']=r;i[r]=i[r]||function(){
  (i[r].q=i[r].q||[]).push(arguments)},i[r].l=1*new Date();a=s.createElement(o),
  m=s.getElementsByTagName(o)[0];a.async=1;a.src=g;m.parentNode.insertBefore(a,m)
  })(window,document,'script','//www.google-analytics.com/analytics.js','ga');

  ga('create', 'UA-********-*', 'auto', {'allowLinker': true});
  ga('require', 'linker'); 
  ga('linker:autoLink', ['自社ドメイン','krs.bz']); 
  ga('send', 'pageview', 'krs.bz/フォームID/finish');

</script>

カスタムディメンション用に追加するコード

ga('set', 'dimension1', '##member_id##');

※dimensionの後ろの数字は、1で作成したカスタムディメンションのインデックス番号を半角数字で記述しています。
※##member_id##部分は、クライゼルの会員IDを送る場合の記述です。他の差込記号も利用できます。

結果のトラッキングコード例

<script>
  (function(i,s,o,g,r,a,m){i['GoogleAnalyticsObject']=r;i[r]=i[r]||function(){
  (i[r].q=i[r].q||[]).push(arguments)},i[r].l=1*new Date();a=s.createElement(o),
  m=s.getElementsByTagName(o)[0];a.async=1;a.src=g;m.parentNode.insertBefore(a,m)
  })(window,document,'script','//www.google-analytics.com/analytics.js','ga');

  ga('create', 'UA-********-*', 'auto', {'allowLinker': true});
  ga('require', 'linker'); 
  ga('linker:autoLink', ['自社ドメイン','krs.bz']); 
  ga('set', 'dimension1', '##member_id##');
  ga('send', 'pageview', 'krs.bz/フォームID/finish');

</script>

※カスタムディメンションの追加コードは、ga('send', 'pageview')よりも上に記述してください。
 

3.GAにてカスタムディメンションを使ったレポートを表示する

どのようなデータを見たいかによって、GAでカスタムディメンションを使ったレポートを表示させます。

★クライゼルのフォームでコンバージョン(完了ページへアクセス)した人が、どこから来たのか知りたい場合

GAの[レポート]>[集客]>[参照元/メディア]を開きます。

 

★「誰が」クライゼルの会員限定ページを利用しているのか知りたい場合

GAの[レポート]>[行動]>[サイトコンテンツ]>[すべてのページ]を開きます。

右上の検索フォームにて目的の会員限定ページURLを指定して検索します。


ニーズにあわせて、上記のようにレポートが表示できたら、[セカンダリディメンション]から[カスタムディメンション]を開き、「クライゼル会員ID」を選びます。

レポートが表示されたら、画面右下の[表示する行数]を、右側に表示された1-○/○の数字に応じて、すべての行が表示されるような行数に変更します。

 

リストをエクスポートするには、画面上部の[エクスポート]を開き、「TSV形式(Excel)」を選択して保存し、Excelで開きます。

※その他、カスタムレポートやショートカットを作成する事で見やすいレポートをご用意することができます。

※継続して利用する場合には、定期的に上記ファイルを作成してメールに添付して指定アドレスに届けてくれる機能を使うと便利です。


★先週分のリストを月曜に届けてもらう場合の設定方法

  1. 希望のリスト表示をしたら、画面右上の[期間]を「前週」にセットします。
  2. 画面左上のメールを開き、下記のように設定します。
     [宛先]、[件名] → 希望するよう入力
     [添付ファイル] → 「TSV形式(Excel)」
     [頻度]      → 「週別」
     [曜日]      → 「月」
     
     詳細オプション:
     [有効期間]   → 最大12ヶ月までのうち、希望する実行期間を設定
     
     ※本文欄にも何か備忘録などを入れておきます。

 

 

4.クライゼルの会員データと会員IDをキーにして紐付け

クライゼルの会員データとGAの情報を併せて見るには、リストの紐付け作業が必要です。

クライゼルからGAに送信した値がクライゼルの会員ID項目ではなく、データベースの重複キー項目である場合は、簡単に更新アップロードでデータの紐付けが可能ですが、クライゼルの会員IDを送信している場合には重複キーとして利用することができないので、以下のいずれかの方法を参考にしてください。

(1)紐付け用DBを作成する 

クライゼルではあいにく会員IDを基にした更新アップロードができません。
その為、該当のフォームやサイトがあるデータベースの会員IDキーとして、データベースを作成しなければなりません。(別データベースを作成するという事は会員数が増える事になる点に料金の観点で注意が必要です。)

手順についてはクライゼルFAQに記載の「★クライゼルでの会員ID紐付け方法」内容をご参照ください。

 

 

(2)オプションで重複キーに設定できる会員ID項目を用意する 

「会員IDをキーにして更新アップロードしたい」というニーズを、オプション機能「自動採番項目」を使って解決します。

会員ID会員データベースに対して会員IDをキーに参照元の値を更新アップロードすることができます。

 

(3)マイクロソフトのExcel等を利用する 

クライゼルから会員データをダウンロードして、マイクロソフトのExcelのVLOOKUP関数等を用いて紐付けします。

  1. クライゼル管理画面にて[会員データ]>[項目セット]>対象のDBの[項目セット一覧]>[新規作成(検索・ダウンロード)]を開き、[項目セットの名称]に「会員IDと重複キー」等名づけ、[項目の選択]にてそのデータベースの重複キーを選び[実行→]で保存します。
     
  2. [会員データ]>[ダウンロード]>対象のDBの[ダウンロード]>[次へ]と進み、
    [抽出条件]→全員
    [項目セット]→1で作成した項目セット「会員IDと重複キー」(例)
    というようにセットし[次へ→]>[実行]
    キーボードのF5キーで再読み込みを繰り返し画面上部にダウンロード終了告知が表示されたらリンクをクリックして該当処理の[DL]からファイルをダウンロードします。 
  3. ダウンロードしたファイルをExcelで開きます。
     
  4. ここでSheetの2の左上に、GAからエクスポートした会員IDと参照元等のリストを貼り付けます。
    A列にクライゼル会員ID、B列にGAから取得した値というように並ぶリストにしてください。  
  5. Sheet1のC1のセルに下記の関数を入力し、Enterキーを押します。

    =IF(ISERROR(VLOOKUP($A$2:$A$10000,Sheet2!$A$2:$B$10000,2,FALSE)), "", VLOOKUP($A$2:$A$10000,Sheet2!$A$2:$B$10000,2,FALSE))

    ※上記の関数は、10000レコードまでに対応しています。
    もし会員データが10000レコード以上になる場合には上記関数内の10000という値を適宜変更してください。


    C1にSheet2の値が取得できたら、そのセルの右下の角をダブルクリックします。  

  6. リスト全体をコピーし、別のSheetに形式を選択して貼り付けを選び、「値」を指定して貼り付けます。
    会員ID項目(A列)を削除します。

    リストが作成できたら、ファイルを保存し、重複キーを元にクライゼルに更新アップロードしてください。

 

(4)単にGAのレポートで取得した会員IDを対象にフラグ付けしたい 

特定ページを閲覧した会員を抽出してメールを配信したい場合などは、GA側で取得した会員IDとクライゼル会員データを個々に紐付けなくとも、同一のフラグを付けるだけで抽出可能になります。
作業イメージは下記のとおりです。

  1. クライゼルにフラグ設定用の項目と選択肢を作成します。
  2. GAで取得したリストをExcelで開き、会員IDの列をコピーし、別のSheetを開き、右クリック>[形式を選択して貼り付け]>[行列を入れ替える]を選択して、実行します。
  3. 一行に表示された値をコピーし、テキストエディタ等に貼り付けますと、会員IDの間にタブが配置されているので、タブを選択して[置換]機能で空白(スペース)にすべて置換してください。
  4. その値をコピーし、クライゼルの[会員データ]>[一括置換]>[次へ→]>[置換対象となる項目]にて1で作成した項目を指定します。

    [抽出条件] → 「(次の画面で条件を指定)」
    [検索する選択肢] → 空欄
    [置換後の選択肢] → 1で作成した選択肢

    のように設定したら[次へ→]と進み、

    [会員ID*]を[含む]と設定して、入力欄に、3で生成した空白(スペース)で区切られた会員IDの値を貼り付け、[次へ→]と進みます。

    確認画面が表示されたら[実行→]を押します。
  5. [会員データ]>[抽出条件管理]>[抽出条件一覧]>[新規作成]を開き、1で作成した項目の選択肢を指定します。

    以上で、GAで抽出した特定の会員を抽出する条件ができあがりますので、メール配信や会員データ参照にご利用いただけます。

まとめ

以上のように、クライゼルの会員IDなどの情報をGAに送信すれば、様々な情報が得られることがお分かりいただけるかと思います。
紐付けについて諸々と作業工程が多い点などは今後クライゼルのバージョンアップで改善していけるよう検討していきたいと思います。

ご不明の点がありましたら、お気軽にカスタマーサポートまでご相談ください。